虐められている女子高生が『勇者お前だけは許さない。僕が考えた最大の復讐』を読んだら

私の名前は三上陽子
スマホ小説を読むのが好きな17歳の女子高生です。
私は今虐めにあっている。
私は今思えば馬鹿だった。最初虐められていたのは私では無かった。
友達だと思っていた三苫さんが虐められていて、助けに入った。
それが間違いだった。助けた結果、虐めは私の方に移ってしまった。
そして助けてあげた三苫さんは今ではいじめる側について私を虐めている。
最初は「ごめんね」と言ってはいたが、今では笑いながら私に暴力を振るってくる。
生徒に嫌われる事を恐れた担任も見て見ぬふりをしている。
だが、女子の全員に虐められている。そう解ると今度は男子が私を虐めだした。
しかも性的な意味でだ。
最初はスカートめくりだった。だがその様子をみて誰も止めないのが解るとどんどんエスカレートしていき。
ある日とうとう犯された。その時は本当に死のうと思ったが、弱い私は死ぬことさえできなかった。
そして、最初は不良たちだけだったのが、誰も私を助けないと解るとおとなしい生徒までが加わり、今では毎日のように性処理に使われる。最近では教師までもがそこに加わった。
私は本当に意気地がない。ここまでされているのに相手を殴る事さえできないし警察にも行くことが出来ないのだから。

そんなある日私は『勇者お前だけは許さない。僕が考えた最大の復讐』というスマホ小説を読んだ。
その小説は異世界復讐物だったが、その中で自分でも簡単に出来そうな物を見つけた。
そして、その復讐方法なら確実に自分を虐めていた相手に復讐が出来る。そう思った。

私はインターネットを使ってエイズ患者について調べた。
よくよく調べると幾つか団体があり、その中にエイズ患者との交流や慰問がある団体があった。
私はその団体ににボランティアとして参加した。
そして、エイズ患者の一人の少年を私は誘惑した。幸いな事に私の容姿は悪い方ではない。実際にあんな事になる前は告白を受けた事もある。
彼は最初は抵抗していたが、結局は誘惑に負け私を抱いた。暫く交流会に行き気が付かないように何回か肌を重ねた。
それから暫くして私は発熱した。恐らくこれが初期症状だと思う。

私は今も学校で犯され続けている。
だけど、もう悲しむ事は何もない。
暫くしたら私は死ぬだろう。
だけど、それから先で必ず彼らは恐怖を覚え死ぬのだ。
いじめていた女子もかなりの数が同級生と付き合っていたから多分何人かは発病するだろう。

いつか彼らが地獄に落ちる日を夢見て犯されながらも、今日もスマホで小説を読んでいる。
ただ、先に死んでしまうので彼らの苦しむさまが見れないのが唯一の不満だ。

                    地獄へようこそ